ストループ効果とは
ストループ効果とは、“文字の色”と“文字の意味する色”が異なる文字を見せられて、“文字の色”を答えるときに、通常よりも時間がかかってしまう現象のことです。噛み砕いて言えば、“文字の色”と“文字の意味する色”が異なる場合に、人間の脳が混乱する現象のことです。いわゆる、認知的葛藤が生じているのです。例えば、下の文字見たときは何も違和感は感じないでしょう。
赤 青
黄
では、次はどうでしょう。おそらく違和感を感じる人の方が多いでしょう。
赤 青 黄
この違和感は、文字の色と文字の意味する色が異なることが原因です。 脳の中では通常よりも多大な情報処理が行われます。 文字の意味としてその色を認識しますが、実際にその文字が書かれている色とは異なるので「あれ!?」と感じるのです。
ストループ効果が現れるのは、その言語を知っている人に限られます。 したがって、日本語の場合、外国人にはストループ効果は現れません。 また、字の読めない子供にも無縁の効果なのです。
逆ストループ効果とは
逆ストループ効果とは、“文字の色”と“文字の意味する色”が異なる文字を見せられて、“文字の意味する色”を答えるときに、通常よりも時間がかかってしまう現象のことです。本質的には、ストループ効果と同じです。
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